Chinese Koto
中国の箏は古箏(こそう)とも呼ばれ、その名の頂きに「古」を持ちながら、廃れることなく二千年あまりの長きにわたって愛されています。
中国の伝統的な撥弦民族楽器であり、邦楽界になくてはならない存在である日本の箏の祖となるものです。
戦国時代、秦国に広く流行し、秦琴ともいわれます。
唐の時代に十三弦であったのが、明の時代に十六弦になり、改良が進み、現在はスチールを芯にナイロンや絹を巻いた糸を用いた二十一弦が主流です。
古箏は長方形の胴の上面はアーチ型で、主に梧桐を用い、側面は硬木や紫檀などが使われています。
柱で音階を調節しながら、右手指先に四つ、玳瑁(タイマイ)で作られた義爪をテープで固定して弾きます。
ハープに似た華麗な響きで、どこか懐かしく、心が癒されるやさしい音色です。
音域は約4オクターブあり、透明感のある高音部と重厚な低音部を兼ね備え、大変豊かな表現力を持っています。弱く弾く時は、緩やかな流水のような、強く弾く時は、強風に荒れ雨に逆巻く水面のようで、切々と泣くような哀愁を聴かせる一方、情熱的な喜びに鳴り響くときは、圧倒的な勢いをも持っています。
中国箏